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彩美塗装代表のブログ

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塗装が出来ない屋根症状

ノンアスベスト建材

見積り依頼にお伺いした家の屋根が塗装不可の状態でした。
なぜ?塗装不可かと言うと。
劣化の症状に層間剥離が見られるので
この状態で上から塗装をしても内部からの劣化を押さえることが出来ないため塗装不可と判断し
お客様にご説明をいたしました。

この様な状態の屋根に関しては塗装ではなく
[カバー工法]と[葺き替え]どちらかで対処を検討してもらいます。

原因として考えられるのは
屋根の建材がノンアスベストに切り替えて間もない商品であった為に起きた症状だと考えられます。
このまま放置をすると最悪の場合雨漏り等を引き起こす原因にもなるため注意が必要です。

アスベストとは?

アスベスト(石綿)とは、天然の鉱物で綿糸のように
白い繊維状になっています。
特徴
熱に強く、燃えない
引っ張り強度が大きく丈夫なうえ耐久性があり
繊維状なので布のようで加工がしやすい
しかも価格が安価であった為にこの特性から
夢の材料として重宝がられ、昭和30年頃から
建築資材、自動車、電化製品、科学プラント工場等で使用されてきました。

健康被害の危険が多数報告されたことにより
2006年(平成18年)
石綿の含有量0.1%を越えるものの製造、輸入、提供、使用が禁止されました。
2006年以前の建築だからといって100%アスベスト入りの建材が使われている訳でもありません。
1990年代頃から多くの建材メーカーが
ノンアスベストの製品を製造販売していたからです。
お客様の家も2005年築でした
一般住宅に使用されている建材に含有しているアスベストは含有量が少なく
セメントや合成樹脂で固められて
います。
通常であれば住んでいるだけで健康に害をおよぼすことはありません。

カバー工法、葺き替え

今回はお客様がベランダに見慣れないゴミなどがたまに落ちている事に気付き
ご連絡を頂き早期発見につながりました。

カバー工法、葺き替えについては
使用する材料や工法によって
それぞれメリット、デメリットがございます。
工事費用についても塗装に比べ上がるため
お客様と打合せをしながらベストな提案をいたしてまいります。

建物周りや暮らしていて気付いた事があればお早めにご相談下さい。

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